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Apple ArcadeのThe Enchanted World(エンチャンテッド・ワールド)の紹介です。
以下はapp storeのリンクです。
Apple Arcade エンチャンテッド・ワールド 4+美しいパズル・アドベンチャー Noodlecake
以下、公式サイトです。
タイルをスライドさせてゴールまでの道を作るパズルゲームです。
妖精の主人公が、魔法の森や草原、砂漠などの9種類のワールドで、ステージごとにパズルをクリアしていく形式です。
The Enchanted Worldの特徴
ゲームとしては限られた枠の中のタイルをスライドさせてゴールまでの道を作るパズルゲームです。
ステージが進むにつれて様々なギミックが出てきます。
そのため、結構やりごたえのあるパズルになっています。
最初は適当にタイルを動かしているだけでクリアできるのですが、ちょっと進むときちんと考えないと正解できなかったり、一つのステージ内で複数のギミックを動かした上で初めてクリアできるところがあったりと、難易度が高くなっていきます。
ゲーム内では特に言葉での説明はなく、進んでいくと自然と仕組みがわかるようになっています。
各ワールドの最初に、チュートリアルっぽいステージが用意されていることが多いです。
各ワールドのステージを全てクリアすると、次のワールドがアンロックされていきます。
各ワールドの最初のほうのステージが、チュートリアルも兼ねている形で、タイルを動かして道を作れることや、タップでアクションができることが学習できます。
言葉は一切ないですが、タイルを動かせる根拠になるようなストーリーなども用意されています。そのあたりもチュートリアルでわかります。
タイルの上に自分が乗っていると、乗っているタイルを無視して、それ以外のタイルだけスライドさせることができます。なので、途中までの順路を作ってある程度まで進んで、また順路を作って、という形でクリアできます。この方法が使えないステージもありますし、ステージのギミックによってはタイルから落ちてしまうこともあります。
序盤は簡単なので、入り口から出口まで簡単にルートを作ることができますが、ステージを進めていくと少し難しくなっていきます。
ギミックを動かしたり、行ったり来たりする必要があったり、邪魔が入ったりと、いろいろ工夫されたステージを楽しめます。
進むにつれて増えていく攻略のための新しい要素や、様々な仕掛けがある新しいタイルは、「飽き」が来るのを防ぎ、先に進める意欲になります。人によっては難しくて投げだしてしまうかもしれません。
注意点として、こういったゲームは思考の迷路にはまり込むと、実際は簡単なのに難しく考えすぎて解けなくなる、なんてことがあるので、そう言う場合はちょっと休憩すると良いです。
特に後半が非常に難しくなりますので、無理は禁物です。まったり遊びましょう。
The Enchanted Worldのちょっとした攻略ヒント
攻略の動画などはyoutubeなどに上がっていますが、このゲームは攻略を見てクリアしてもあんまり意味が無いので、攻略のヒントだけ乗せようかと思います。
現在、自分は歯車がある工場ワールドの最後のステージまで来ています。
砂漠の水路のエリアまではそんなに難しくはないので、その先の蜘蛛の巣あたりからのヒントです。
蜘蛛の巣エリア
自分が乗れる足場が2つしなかい蜘蛛エリアは結構大変です。
多くのタイルに穴が開いていて、エリアにいる蜘蛛さんがタイルに糸を張ってくれることで、乗れるようになります。ただ、自分が乗っている状態でタイルを動かすと落ちます。
また、3回タイルを移動させると糸がなくなって通れなくなります。
ゴールから逆算して糸が張ってあるタイルを2回だけ動かし、できるだけ遠くまで通れるルートを作るのが重要です。
さらに、最後のゴールに向かうルートも考えて、乗れる足場を動かしておくことも重要になります。
多分、最初の難関かなと。
カエルのエリア
カエルのエリアもちょっと難しいですね。
頭のいい人はすぐですが、なんとなくでクリアしてきた自分みたいなプレイヤーは、諦めるかどうかの分かれ目になるステージな気がします。
基本ルールとして、スタート地点から枝がつながっていると葉っぱが開きます。
緑の葉っぱはルートになります。赤の葉っぱに乗ると落ちます。
緑の葉っぱは、枝がつながっていないルートだったとしても、葉が隣接していれば通れるようになります。
とりあえず、赤い葉っぱのせいで通れないルートだったとしても、枝を全部繋げて葉を広げてしまってから、ルートを微調整すると正解にたどり着きやすいです。
ルートの途中まで進んだ状態で動かしてクリアすることもできますが、タイルを動かしたことによって枝が切断されてしまうと葉が閉じて落ちてしまうので注意が必要です。
歯車のエリア
歯車エリアはかなり難易度が高く、自分は結構苦戦しましたが、なんとか歯車エリアもクリアできました。
このエリアはタイルの裏表でパズルがあり、その裏表が独立しておらず連動しています。そのため、両方がクリアになる配置が必要です。かなり大変です。
表面はロボットが通るルート、裏面は歯車で動力を伝えるルートが基本です。ステージが進むと、歯車が両面に出てくるためわけがわからない状態になります。
ロボットが通るルートだけつなげても、裏面の歯車がつながっていない場合は通れません。逆も同じです。
ざっとルートを作ったら、裏面の歯車を見ながらルートを調整していくのがクリアしやすいです。
特に大きな歯車は特定の歯車でないと回せないため、ルートを作った後に大きな歯車の位置をある程度絞ることができます。そこから他の歯車の位置を推測し、ルートと一緒に微調整していきます。
また表面には何もないけど裏面は歯車、表面はルートだけど裏面は何もなし、みたいなタイルは意識の外に出てしまいやすいので、できるだけ繰り返し両面を見ながら調整する必要があります。
SFエリア
工場エリアをクリアできたので、SFエリアに入りました。
光のルートを作ることによってクリアになります。
子のエリアでは、決められた場所だけで、タイルを回転させることができます。
それによって鏡の角度を変えて、レーザーが反射する方向を変えることができます。
最初、ぼんやりプレイしていたら気づかなくなて焦りました。
SFエリアの次が最終エリアでしたが、そこはめんどくさいだけでパズルの難易度は簡単なので、このSFエリアがクリアできればほぼクリアは確定です。
攻略のコツ
後半のパズルは結構複雑で難易度が高くなるため、手あたり次第に動かすだけではクリアできなくなっています。
特に歯車と光の反射は難易度高かったですね。
コツとしては、とりあえず何か1つの要素でゴールまでの道を作ってしまうことです。
光の反射ならば、青だけのルートを完成させてしまう、などです。
そこから、次は紫、次はゴールド、などと増やしていくのですが、その過程で、そのブロックをそこに置いたら絶対に辻褄が合わない、といった場所が出てきます。そうすると、確定できるブロックが増えてきて、後は微調整、といった感じでクリアできます。
歯車も同じで、まずはロボットの道を作ってしまい、その後に大きな歯車の場所の可能性を狭め、その数パターンの場所を試して確定させて、後は微調整、といった感じです。
複雑になってくると、自分のような凡人ではゴールの絵を一直線に描くことができなかったため、段階を踏む形にしたらクリアできました。
そんなにパズルが得意でない自分でも、攻略を見ずに全てクリアできたので、段階を踏めばだいたいの人でなんとかなると思います。
ここにこのブロックを置いたら絶対にクリアできない、という場所を増やしていき、選択肢を狭めていくことがゴールへの近道になります。
The Enchanted Worldの美しいグラフィック
The Enchanted Worldはグラフィックが非常に綺麗です。Apple Arcadeの中でも特徴的で、かなり良いグラフィックだと思います。
デフォルメされたローポリゴンのキャラクター造形ですが、その形を上手く生かした繊細で美しい世界が目を引きます。
サウンドも世界観にマッチした不思議な魅力があります。
動きもコミカルでアニメーションも豊富です。
PSのころのファイナルファンタジー7のようなポリゴンを、現代風に、西欧のファンタジー的な感じですごーくきれいにしたような印象でしょうか。
レトロゲーム的な雰囲気を出しつつも、今風にきちんとアレンジされたグラフィックです。
ワールドの世界観も、森や草原、洞窟などの自然だけでなく、歯車などが目立つ工場地帯やSFチックなワールドなど、様々なものが用意されています。
ぼんやり眺めているだけでもきれいだな~…とちょっと見入ってしまう部分があります。
このキャラクター造形で何か他のゲームできないかな~とか思ったりします。オートチェスみたいなオートバトル系とか。
建物とかタイルとかのアセットをそのままうまく活用して、街やワールドを自由に作れる箱庭系のゲームとか。
もしくは、このパズルを自分で作って公開できるとか、そういうのができると楽しそうだな~と。
The Enchanted Worldの開発会社「AI INTERACTIVE」
開発会社はサラエボに拠点を置くAI INTERACTIVEです。
コーポレートサイトには開発したゲームのトレーラーが置いてあります。
また、HTML5で作成されたブラウザゲームもありますね。
エンチャンテッド・ワールドに関しては公式サイトがあり、様々な賞の受賞歴が並んでいます。
この美麗なグラフィックならば当然かもですね。
app storeの紹介文には、映画のアニメーションやビジュアルエフェクトに携わっていたアーティストが手掛けたゲーム、とあり、その技術にも納得です。
まとめ
おもちゃのスライドパネルって子供の時によく遊んだ気がします。
知育玩具とかである数字のパズルですね。
基本のルールはそのスライドパズルです。
そのスライド要素を使って正解のルートを作る、みたいな感じです。
ちょっと古いのですが、チクタクバンバン系やガッタンゴットンとかのゴールがあるバージョンというか、くもんのルートパズルとかみたいなゲーム性になります。
そこに、現実世界では不可能な、ビデオゲームだからこそできるギミックが合わさっている形式です。
自分はプレイしながらちょいちょいつまづきまして、特にカエルのステージがまず苦労しました。順路通りに枝がつながってなくても良くて、枝のルートと葉っぱのルートは分けて考えればよかったのですが、なかなか上手くいきませんでした。ちょっとずつ進めていまして、工場エリアも苦戦しながら進み、SFエリアはまあまあで抜けることができて、最近クリアできました。
暇つぶし的にちょっとずつ進めていくのが良いのですが、解けないと悔しいので粘ってしまうんですよね。次の日に考えるとすっと解けてしまったり、ガチャガチャ動かしていたら偶然クリアできてしまったり、なんてのはパズルゲームあるあるかと。
とりあえずダウンロードしておいて、通勤時などに電車でコツコツ、なんてのがよく合うゲームです。特に朝にやると、頭の体操になって意識がちょっとはっきりする気がします。
後半の難易度は非常に高いので、まあ無理せずに諦めてしまっても良いかと。特にパズルゲームがあんまり得意でない人は大変なゲームです。
パズル好きにはかなりオススメなゲームなので、挑戦してみたい方はぜひ。