【ゲーミングPC】プレイしたいゲームから予算を考える 必要動作環境と奨励動作環境(初心者向け)

ゲーミングPCを買う際には、何がしかのゲームがプレイしたい! からスタートすることが多いかと思います。

その際に重要なのが、そのプレイしたいゲームの「動作環境」が重要になります。

大抵のゲームで「必要動作環境」と「奨励動作環境」が公開されていますので、そこを目安に予算を考えることになります。

必要と奨励のどっちに寄せるのか

基本、奨励の動作環境に寄せたほうが、ストレスなくプレイできる可能性が高いです。ただ、お金がかかります。

必要動作環境のPCは安いですが、必要というか「最低限」という感じになります。

なので、できるだけ「奨励」に近づける、もしくは大きく上回るほうが良いです。

とは言っても、お金の問題があるわけでして、なかなか難しいところでもあります。

今から新しく買おうという人は、「必要」のスペックを参照しないほうが良い場合もあります。奨励があまりにも高いな~という時に、落とせるのはどこかな~の参考になる程度、と思ったほうが良いかと思います。

グラフィックボードとCPUの性能表

以下、ドスパラさんの性能比較表になります。

こちらを参考にして、ゲームの必要動作環境と奨励動作環境と、例えばストリーマーのPCスペックとを比較してみると良いと思います。

グラフィックボード・ビデオカード性能比較ベンチマークテスト

インテル(Intel)CPU性能比較表

ベンチマークは各社が独自に行っているので、多少環境の影響を受けるため、一概に100%正しいというわけではなく、あくまで参考という形になります。とは言っても非常に参考になるデータ、と考えて良いと思います。

Call of Duty Warzoneの動作環境

まずはCall of Duty Warzoneの動作環境を見てみましょう。

Call of Duty Warzoneは誰でも無料でプレイできるCODシリーズのバトルロイヤルゲームです。

自分がプレイしたいゲームの動作環境を確認するところからスタートになります。

動作環境は細かいことが書いてあるわけではなく、OS、CPU、グラボ、ストレージ、回線、ぐらいになります。ただ、一番重要なグラフィックボードとCPUについてはこれを確認する必要があります。

必要動作環境
OS Windows® 7 64-bit(SP1)またはWindows® 10 64-bit
プロセッサ Intel® Core™ i3-4340またはAMD FX-6300
グラボ NVIDIA® GeForce® GTX 670 / NVIDIA® GeForce® GTX 1650またはAMD Radeon™ HD 7950 – DirectX 12.0準拠システム
メモリ 8GB RAM
ストレージ 175 GBのハードディスク空き容量
インターネット ブロードバンド接続
推奨動作環境
OS Windows® 10 64-bitの最新アップデート
プロセッサ Intel® Core™ i5-2500KまたはAMD Ryzen™ R5 1600Xプロセッサ
グラボ NVIDIA® GeForce® GTX 970 / NVIDIA® GeForce® GTX 1660またはAMD Radeon™ R9 390 / AMD Radeon™ RX 580 – DirectX 12.0準拠システム
メモリ 12 GB RAM
ストレージ 175 GBのハードディスク空き容量
インターネット ブロードバンド接続

グラフィックボード

必要動作環境は最低限です。NVIDIAのグラボのシリーズでGTX 1650のような「50」の型番のグラボは、そのシリーズの中で一番下の性能になります。前シリーズのGTX1060 6GBよりも、性能としては下になります。なので、この「50」を買う場合は、本当にお試しで買う場合です。なので、選ばないほうが良いです。

CODMWは奨励環境でもそこまで高いスペックは要求されていません。GTX1660はグラボ単体でもアマゾンで30,000円以下で買えます。RTX2080 SUPERだと、メーカーによっては10万弱するので、それよりはお値打ちです。

だいたい最新シリーズのグラボで、この60の型番のものが、基準になるというか、目安になるラインになります。

購入の際は、このグラフィックボードの性能を起点として、各ゲーミングPCを販売しているところで構成を見ていく形になります。GTX1660以上のグラボを積んだものから見ていく、ということですね。

正直、このGTX1660よりも下の性能のグラフィックボードでは、COD MWはプレイするのは辛いかな~という印象です。

自分のグラボは一昔前(GTX 1080)ですが、いろんな所が公表しているグラボの性能表では、GTX1660よりも上の性能を出しています。現状の自分の環境では、最低ではないある程度のグラフィック設定で、フレームレート144FPSは出ています。画質にこだわったとしても、60FPSを切ることはないので、その辺りが奨励設定になっているのかもですね。

昔PUBGをプレイしたときに、必要動作環境に近いレベルのPCで、グラフィック設定を最低に近いところまで落としても80~90FPSが限界だったので、フレームレートに拘る人は、奨励のグラボよりも下げるのはオススメしません。

ちなみにですが、オンライン対戦のFPSゲームなどでは、フレームレートが高くて、それに対応しているディスプレイを使用していたほうが有利(個人差はあります)になります。

グラフィックボード・ビデオカード性能比較ベンチマークテスト

CPU

次にCPUですが、奨励環境のi5-2500Kは性能としては高くないものでして、10年ぐらい前のものになります。なので、このゲームはそこまでCPUのパワーを必要としていない感じです。自分が使っているi7 7700kに比べるとかなり下になります。

なので、PCの構成を考える際に、CPUは無理をしなくて良い、ということになります。ただ、それはこのゲームをプレイすることのみを考えた場合です。例えばバトルフィールド5の奨励環境のCPUはi7 4790になるのですが、こちらはi5-2500Kの1.5倍以上の性能になります。

別のゲームをプレイしたい、と思ったら、単純に自分がプレイしたいゲームだけに合わせるのは危険なわけです。

また、BTOパソコンを買う場合、古いCPUが販売に出ていることは中古以外はほぼないので、あまりに安いものを選ばなければ、普通は大丈夫だったりします。ただ、もし長くPCゲームをプレイするのならば、i7以上のものにしたほうが良いです。

インテル(Intel)CPU性能比較表

メモリやその他など

メモリに関しては奨励が12GBとありますが、PCのマザーボードの関係とメモリーの容量の関係で、8、16、32、と上がっていくのが普通なので、まあ16GBにしておけばよいかと思います。余裕があれば32にしておくと良いです。

ストレージはHDDとありますが、最近のゲーミングPCは最初からSSDがついていると思うので、SSDが無難です。ハードディスクはゲーム用というよりは動画を保存しておくなどに使うサブの記憶装置としてつけると良いと思います。

注意点

注意点としては、ゲームによって違う、ということです。

1つゲームを始めたら1つをやりこむという人ばかりではないですよね~。色々プレイしてみたくなる人も多いと思います。

そのためには、プレイしたいゲームの奨励環境が低かったとしても、その時の普通以上のPCスペックを選んだほうが良いです。

BTOパソコンを売っている各メーカーの、ゲーミングPCのところを見ると、価格帯が大きく分けて2つになっていることが多いです。一つは十万円前後の価格、もう一つは十五万円から、です。

十万円前後のものや十万円を切り物は、確かに手を出しやすいですが、性能的には高くありません。なので、その時の最新のゲームを快適な環境でプレイするのは難しかったりします。思い3Dのゲームでは、グラフィック設定を下げたり、フレームレートだったりを犠牲にしてプレイする、といった感じです(ゲームによりますが)

各BTOパソコンメーカーでスペックと値段を確認

奨励環境を確認したら、後は各BTOパソコンメーカーで値段を確認して、その時の市場価格を頭に入れておくと良いです。

10万を切るのはどの程度か、15万だとどれぐらいか、20万だとどうか、最高のスペックにしたらどんな値段なのか、確認しておくのが良いです。

ドスパラのゲーミングPCを確認 ヘビーゲーマー向け

ドスパラのゲーミングPCを確認 ライトゲーマー向け

サイコムのゲーミングPCを確認

フロンティアのゲーミングPCを確認

めんどくさいことを考えたくない人向け

いろいろ調べるのがめんどくさいな~という人は、すごく単純ですが、「20万円」出して買えるゲーミングPCを買いましょう。技術の進歩があまりに早くなければ、数年間はほとんどのゲームをストレスなく遊べます。5年ぐらいたったら考える感じですね。

一度、その時の最高スペック(グラボはGTX ○○80、CPUはi9かi7の最上位、みたいな)のものを買っておけば、今までの経験だと5年は行けるので、その方が安上がりになったりします。

10万円を切るようなものだと、数年後には怪しくなりますし、下手すると一年半ぐらいできつくなったりするので、本当にお試しな感じです。お試しで十万円はかなりきついですが…。

まあ、最近では、RIOTが予定しているValorantのように、低スペックで大丈夫なソフトが新しく開発されていたりします。そういう流れが一般的になれば、そこまでPCのスペックを気にしなくても良いんですけどね~。