アニメ『キングダム』5話以降が延期に、同時間帯で『未来少年コナン』デジタルリマスター版が放送開始

TVアニメ「キングダム」公式サイト 放送延期のお知らせ
URL:https://kingdom-anime.com/news/detail.php?id=1083078

NHKで放送されているアニメ『キングダム』ですが、5話以降が延期になりました。新型コロナの影響です。

新型コロナの影響で、延期になっているものがいっぱいありますね~。

デスストランディングのPC版とか、シン・エヴァンゲリオンとか、様々なものが延期になっています。

アニメ等もやっぱり影響があるようで、NHKで放送しているキングダムが延期になってしまいました…。

まあちょっと残念ですが、再開を待ちたいと思います。

で、同じ時間帯で、未来少年コナンのデジタルリマスター版が放送されることになりました。

「未来少年コナン」デジタルリマスター版を総合で放送決定!
URL:https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=9289

42年前にNHKで放送された作品ですが、名作なので、この機会に見ておくのがオススメです。

キングダムとは


実在の人物である、中国の春秋戦国時代の将軍「李信」をモデルにした漫画です。

『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2006年から連載していて、作者は原泰久さんです。

この話を初めて読んだ時は、非常に驚きました。

主人公が「李信」というとてもマイナーな、史記にちょっと名前が出てくるだけの人、だったからです。

その時の印象は、「え、信って李信? 王翦の引き立て役で出てくるあの李信?」的な感じでした。

史記を題材にした漫画といえば、横山光輝さんかと思いますが、その中でも李信は王翦の引き立て役として一応出てきます。が、数コマです。

というわけで、なんともすごいところに着目した漫画だな~と、とても印象深かったのを覚えています。

漫画を読んでいって思ったのですが、この李信を題材にしたのは正解だったんだろうな~と思います。

何せ、史記にすらほとんど載っていないので、上手く人物造形できればそのまま主人公にできるんですよね。

蒙恬なんかは万里の長城で有名ですし、連載前の読み切りで主人公だった李牧なんかも、史記では李信よりも知名度が高いわけですが、連載ではあえて彼らではない、というのがこの作品の面白いところです。

この漫画の面白いところは、史記に描かれていない部分を作者の想像力で非常に面白いエンターテイメントとして作り直しているところです。

ストーリー自体も史記に完全準拠というわけではないので、今後もどういう話になるのか楽しみです。

史記を知らない人にとっては、それだけでもエンターテイメントとして楽しめると思います。

アニメは中断となってしまいましたが、コミックは出ているので、そちらを読むのもありですね。

この機会にアマゾンなどで買って一気読み、というのも楽しいと思います。

未来少年コナンとは


未来少年コナンとは、1978年にNHKで放送されたアニメーション作品です。制作は日本アニメーションで、実質の監督は宮崎駿さんでした。宮崎駿の初監督作品とされています。

宮崎駿さんは、それ以前にパンダコパンダとか、ルパン三世のファーストシリーズとか、アルプスの少女ハイジなどに関わっていますが、それらの流れを汲みつつ、その後の宮崎アニメの基礎になる部分が詰まっている、そんな作品になっています。

キャラクターの走り方や動き方など、乗り物の描き方、などなど、前述のシリーズから続き、最近の作品まで続く「基本」みたいなものが詰まっている印象です。

一応原作があり、その原作の設定が暗いので、アニメ自体の設定もかなり暗い感じで、結構ショッキングな出来事も多いのですが、アニメ自体は明るさを感じさせる作りになっています。

絵柄は古いですし、リマスターとは言ってもその辺りは仕方ないですが、冒険活劇としても色々と考えられる作品としても、傑作の中の1つとなります。

ラピュタなんかは、このコナンとよく比較されますが、好き嫌いは人それぞれですよね~。どちらも名作、でいいと思います。

©原泰久/集英社・キングダム製作委員会
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