PS4のクロスプレイ正式版がすでにリリース済みとのこと COD MFのベータテストの感想などでクロスプレイについて考えてみる

WIREDの、SIEのCEOジム・ライアン氏へのインタビュー記事にて、PS4のクロスプレイはすでに正式版がリリースされているという言及がありました。

以前のPS4のクロスプレイはPCかモバイルに限定されていました。

それが、フォートナイトでベータ版として解禁され、今回のインタビューですでに正式版になっているとのことがわかりました。

その正式版になって初めてクロスプレイに対応するのが、COD:MW(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア)で、今後もそういったタイトルが続くだろうという内容でした。

これからは、PS4でもスイッチやXBOXとクロスプレイ可能なゲームが出てくることになりそうです。

先日のCODMWでは、このクロスプレイが可能になっており、ベータ版では入力デバイスが別でも一緒のマッチングになっていました。

クロスプレイとは

クロスプレイの簡単な例を挙げると、PS4の人とXBOXの人が同じゲームをオンラインで一緒にプレイできること、です。

異なるプラットフォームのプレイヤーが、同じゲームを一緒にプレイできる仕組みというかサービスです。

日本語だと、野球のクロスプレイ(タッチプレイで野手と走者が交錯する)と全く同じ名称になるのでちょっとややこしいですね。

以前から、例えば任天堂の3DSとSwitchで、モンスターハンターダブルクロスがクロスプレイ対応していたり、ソニーのPS3、PS4、PSVitaでクロスプレイができる、などのゲームは日本でもたくさんありました。

ただ、ソニーは長いことかたくなでして、他のコンソール機(XBOXとかスイッチ)とのクロスプレイは認めないという方針でした。

それが、フォートナイトでベータ版として解禁され、今回すでにクロスプレイの機能が正式版としてリリースされている、とのことでした。

クロスプレイのメリットデメリット

メリット

人が多くなりマッチングしやすくなる

クロスプレイのメリットは、単純に人が多くなることです。

特にオンラインでの対人プレイや協力プレイのゲームではかなりメリットになります。

四人組が前提の協力プレイゲームを一人でやるのはさみしいです。縛りプレイをしたいのは一部の人だけですしね…。

人が増えると単純に良いことが多いのです。

他のゲーム機のフレンドとも遊べる

PC版は持ってるけどPS4は持ってないんだよね~という言葉を結構口にしたのですが、そんなときでも同じソフトを持っていれば一緒に遊べます。

この選択肢が広がるのは本当に良いです。

仲の良い友達に合わせてハードを買う、などをしなくても済むのは本当に良いです。

現状の自分の機材で遊べるわけですから。

ゲーム自体が長くサービスを続けられる

マッチング時間が短いと、人が離れにくくなります。

マッチング時間が長いと、人はどんどんいなくなります。悪循環です。

クロスプレイで人が増えればマッチングが早くなるので、人が定着しやすく、サービスも続けやすくなります。

人がいないと課金サービスも利用されないですからね…。

自分の好きなゲームが長く続いた方が嬉しいです。

人がいなくなってプレイできなくなってしまったゲームは結構あります…。

デメリット

入力デバイスで有利不利がある

クロスプレイのデメリットは入力デバイスによる有利不利です。

特に、対人戦で顕著になります。

マウスとパッド、パッドとタッチデバイス、全然違いますよね~。

一般的にはマウスのほうが有利、とされていますが、パッドで極めている人はPC版の中級者よりもうまかったりすることもあるので、一概には言えません。

ただ、大きな括りとして、全体のレベルでどちらが高いかというと、マウス・キーボードのほうでして、そこが混ざると、明らかな実力差があるマッチになってしまうこともあります。

その辺りはデメリットです。

ハードウェアの性能で有利不利がある

ハードウェアの性能も、対人戦では影響を与える可能性があります。

特にコンマ秒で戦っているはFPSでは多少影響があります。

高性能のPCがこの点では一番有利になります。

フレームレート、リフレッシュレート、視野角など、ハードの性能を生かした環境でプレイできるからです。

PC版でよくいるチーターが全プラットフォームに影響を及ぼす

PC版のタイトルはチーターが出やすいです。

コンソール機は各メーカーがかなり厳重にプロテクトしています。それでもたまにはいますが、PC版の場合はその難易度が低いため容易に現れます。

酷かったのはPUBGとエーペックスレジェンズでした。

一時期ほとんどのマッチにいましたね。

当時、エーペックスレジェンズではPS4ではそこまでいなかったようです。もしクロスプレイだったら大変なことになっていたでしょうね。

ここは開発メーカーの対応次第になります。

コンバーター付きマウスとエイムアシスト

先日、COD:MW(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア)のベータをプレイしました。

ベータ版では、入力デバイスもすべて一緒にしたクロスプレイが可能でした。

プレイしていて「もうチーターいるの?」という感じの、まあ言ってしまえばオートエイムかな、と思う人と当たったのですが、どうも機種はPS4だったようです。

これは真偽は定かではないですが、コンバーター付きマウスでエイムアシストありな人がどうもいたようです。

さらに、COD:MWではPC版のパッドにエイムアシストがつきますが、これを悪用できたとしたら…、と思うと結構怖いですね。

COD:MWでは、コンバーターを検出する機能も研究している、なんて噂も聞こえてきますので、何がしかの対策は取られるのかもしれませんが…。

PC・PS4クロスプレイをしたことがあるゲームで思ったこと

最近クロスプレイをする機会があったのがCOD MWでした。

あとは以前からフォートナイトでは良くありましたね。

特にフォートナイトではパーティを組んでやったりとかもしたことがあるので、その時のことをちょっとまとめようかと思います。

フォートナイト

フォートナイト、自分は下手なんですけど、PC版でマウス・キーボードでプレイしています。以前少しだけPS4の人とプレイしたことがあります。その人達はパッドでした。

その中の1人は、マウスキーボードの自分よりうまかったです。というかレベルが全然違うぐらい上手かったです。一対一をしたら多分ほとんど勝てないだろうな、というレベルでした。

操作デバイスが不利でも、鍛えればうまくなれるんだな、というのは良くわかりました。

ただ、残念なことにデバイスの有利不利は必ずあります。個人差はありますし、上級者になればなるほど差は縮まると思いますが、初級から中級だと結構差が出てしまいます。

その点、フォートナイトの良い所は、クロスプレイになる条件として「同じ入力デバイス」であることと、チームでプレイする際に入力デバイスが混ざってる場合はPCサーバーに参加する、という形でした。(アリーナモードは強制クロスプレイ)

自分で能動的に選ばない限りは、入力デバイスの有利不利は起きなかったのです。

対人戦ではこの方式がやっぱりいいよな、と思います。

と思っていたのですが、最近フォートナイトはマッチングのシステムが変わりまして、通常のモードでも入力デバイス無視の強制クロスプレイに変わっているようです。

有利不利が出そうなのは後はスイッチのジャイロぐらいでしょうかね。スイッチはハードの性能差のほうが不利になりそうな気がしますが。

モバイルユーザーが難しいところで、タブレットでコントローラーが使用などがあれば、CS機とのクロスプレイはそこまで不利ではなさそうですが、小さい画面でタッチ操作だとかなり不利になりそうなので、難しいところですね。

COD MW

最初は一週間先行でプレイしているPS4の人達のマップ理解力の高さと、有利ポイントでの待ちが非常にうまくて戸惑いましたが、マップを覚えるとある程度操作で勝てるようになるので、互角かな~といった感じのプレイになりました。

PC版の自分は、PS4のコンバーター付きマウスと思われる超絶エイム人に出会ったりしました。

一回、ほとんどの人がPS4でパッドという部屋に入ったのですが、ここは初級者の方が多かったみたいで、両チームのPC勢が強すぎるというマッチになってしまって、ちょっとな…という感じになりました。パッドでもうまい人は本当にうまいですけど。

自分としてはゲーム性が大きく変わるので、デバイスは揃っている部屋のほうが楽しかったです。ある程度マップに慣れてからは、キルを取るだけだったら入力デバイス混在のマッチのほうがやりやすさはあったのですが、ゲームとしては待ちになりスピード感が少し薄れる気がして…。

とは言ってもCODのPC版はWW2もBO4もマッチングがすぐに遅くなってしまった印象があるので、その辺の利点をどう生かせるかになるかと思います。

協力プレイとか出るならば、野良で入るの楽になるな~と思います。

まとめ

PS4版とのクロスプレイで一番メリットがあるのはXBOXユーザーでしょうかね。人口とデバイスの有利不利が少ないからです。

CS機で、入力デバイスもほぼ同じで操作で有利不利もなく、というPS4とXBOXは一番親和性が高く、ユーザーの利便性がかなり上がるのかな、と思います。

また、協力プレイゲームの場合はPC版とCS機が混ざっても支障は少ないと思いますので、モンハンとかがPC・PS4のクロスプレイが可能になるとかなりユーザーの利便性は上がるかなと。

ボーダーランズやRisk of Rain 2なんかも、協力プレイで各プラットフォームで一緒にやれたら、一緒にプレイする人も探しやすくなるかな~という気がします。

対人戦に関してはゲーム次第なところがあります。

CODでクロスプレイをして思ったのは、PS4でパッドの人でもうまい人はめちゃくちゃ上手いので、マウス・キーボードの人と同じマッチでも問題はないと思います。

逆にパッドで初心者の方が、PC版でそこそこプレイしたことがある人とマッチングしてしまうと大変なことになるので、入力デバイスで分けるのはありかなと思います。以前のフォートナイトのクロスプレイ方式はストレスなく余計な気も使わなくてよいというところがPCゲーマーとしては嬉しかったです。

デッドバイデイライトなんかも、PC版とCS機が混ざっても問題なさそうな気がします。

いろんな友達とハードウェアをまたいでプレイできればすごく便利なので、協力プレイのゲームではクロスプレイ可能なゲームが広がると楽しみだなと思います。