以下、アップルアーケードのアップストアへのリンクです。
【Apple Arcade】WHAT THE GOLF? 9+ The Label
WHAT THE GOLFは、ゴルフをモチーフとした物理演算おもしろゲームの1つです。
非常に良くできています。
ちょっとおかしな物理法則で何かが飛んでいきますが、基本的な作りは丁寧です。
ゴルフのようにピンを目指すことが多いですが、中にはサッカーゴールにボールをけりこむことがクリア条件になっていて、クリアするとGOOOALF!とか画面に出たりします。
少し難易度が高いステージもあり、ちょっとイラっとするときもありますが、発想の面白さと簡単にワンステージクリアできる手軽さで、ちょっとスマホでやるゲームとしては最適です。
PC版も用意されていて、すでにepicゲームストアでは販売されています。時限独占ってやつですね。
What the Golf? – ゴルフ嫌いのためのゴルフゲーム【エピックストア】
steamでは2020年を予定しているようです。
難易度が高いステージはPC版を想定しているのかもですね。
WHAT THE GOLF?の特徴
おかしな物理演算で動くハチャメチャゴルフゲームです。
「ゴルフ嫌いのための」とつけてしまうぐらいにはゴルフを揶揄した作りになっています。
ボールに対して適用される物理演算を、人やソファーだったりにも適応するため、なんとも言えない挙動で飛んでいきます。
昔の3DのFPSであった変なバグみたいな動きですね。ヒューマンフォールフラットを思わせる動きで飛んでいきます。
ゴルフと言っておきながら、様々なスポーツの要素(サッカーやボーリングなど)を取り込んでいたり、ドラム缶が爆発したり、車が突っ込んできたりと、家具が飛んでいったり、ギャグ要素が満載です。
また、目先を変えるのが上手く、最初のステージでは普通にボールが飛んでいったのに、次のステージではスタートの見た目はまったく同じなのに、操作したら全然違うものが飛んでいく、など、細かい工夫が随所に見られます。笑ってしまうものから、まじか!と驚くもの、ちょっとイラっとするもの、など様々なバリエーションが用意されています。
この奇をてらう要素はある意味紙一重でして、好きな人は好きですが、嫌な人は嫌、と評価が別れるところです。
自分は面白くプレイしているので、コツコツ続けている感じです。
WHAT THE GOLF?の操作方法
スワイプした方向と逆側に矢印が表示され、その矢印の方向にボール(だったりソファーだったり家だったり)が飛んでいきます。
スワイプの距離を調整することによって、威力調整ができます。威力はその矢印内の塗りつぶしの量でわかります。
威力マックスにすると矢印は全て塗りつぶされ、赤くなります。
物理演算で飛んでいくので、飛ばすものによってはとても変な軌道になります。
ステージによっては、このスワイプしている状態で離さずにいるとスローモーションになります。特にサッカー系のステージで良くなりますね。
どうでもいいですが、ゴルフゲームなのにサッカー系のステージって言葉がすごく違和感ありますね。
WHAT THE GOLF?の攻略みたいなもの
メインのマップ内を、ゴルフボールを操作して移動します。
マップ内にはいくつかのエリアが用意されており、その中には複数のフラッグがあります。そのフラッグに触れると、ステージが始まります。ステージは3ステージ制で、クリアごとにアンロックされていきます。
各エリアのフラッグを全てクリアすると、エリアを進んでいくことができます。この場合は各フラッグの1ステージ目だけクリアすれば次に進めますが、最終的には3つとも全てクリアする必要があります。
各ステージの攻略的な話
ほとんどのステージは、ゴールに向かって何かを飛ばすだけでクリアできます。
大体のステージは何か1か所の気づきがあれば簡単にクリアできますが、たまにめんどくさいものがあります。
例えば羊と競争するとか。
サッカーゴールまでに動くディフェンダーがいるとか。
基本はスワイプ操作でちょいちょい動かすか、操作の項目で記述したスローモーションを上手く使うか、適当にどかーんと飛ばすかでなんとなくクリアできます。
発想だけでクリアできるステージは気づけば終わりですが、たまに瞬間的な操作を求められるステージがあります。
操作が難しいってやつですね。
後半はそういったものが増えてきます。特にタッチパネルではしんどいなーという操作性のものも増えてきますね。PC版の難易度が前提になっているかもです。
どうしてもクリアできない場合は時間を空けたり、次の日にプレイするのをお勧めします。イライラしても楽しくないのです。
次の日にプレイすると、意外と簡単にクリアできりたします。操作が難しくてクリアできないものは、ゴールへの道筋が見えていることが多いため、少し休んで操作の精度が戻ってくると結構簡単にクリアできます
WHAT THE GOLF?の開発会社
開発は、オランダのコペンハーゲンにあるTribandになります。
開発会社のページにあったKeyboard Sports – Saving QWERTYもちょっと面白そうです。
発想が面白いゲームなのですが、その発想だけで終わらせずに、きちんと作りこまれているところからしても、技術力の高さというか、「真面目にふざける」感があります。
大人が本気でふざけている感じですね。
今後どういうゲームが出てくるのかちょっと楽しみです。
まとめ
「ゴルフのボールを打ってカップを目指す」という要素だけを借りて、おもしろ物理演算でいかにいろんなパターンを表現するか、がコンセプトなんだろうなと思います。
こういった受けを狙うゲームは中途半端にすると一番面白くないのですが、徹底してやり切っているステージが多いので、好印象なゲームです。
一気にプレイしてしまうというよりは、電車の中だったり空き時間でちょっとやるのに良いゲームです。特にスマホでプレイする場合は電車通勤、電車通学時の暇つぶしとして良いかなと。ちょっとアクションがたくさんあるステージは飛ばせばいいだけですし。
自分もちょっとずつ進めていて、詰まるようなステージが来たらそこで終わりにして、また次の日に少しやる、みたいな感じで進めています。
これがスマホゲームの良いところですね。
PC版でやっていたら、もっと一気に進めているような気がします。
アップルアーケードという性質上、サブスクリプションサービスを継続してもらうためにも、スマホゲームのこういう感じは良いのかもしれません。
月600円で、ちょっとできるパズルゲームや、少し暇つぶしできるアクションゲームを選ぶことができて、クリアしたらゲームを入れ替えていく、というスタンスがユーザーとしても年間7200円払う価値につながるような気がします。
その際に、こういった良質なゲームがあると、継続してもらいやすくなるのかな、と思います。
このWHAT THE GOLF?はかなり面白いので、ぜひプレイしてみて欲しいです。