「Apple Arcadeゲーム評価」NIGHTMARE FARMのレビュー 夢のような世界の中で ちょっと切ない悪夢の物語

ねこあつめで有名な会社さん(HIP POINT)の新作ですね。

こういう会社さんのゲームがApple Arcadeに入っているのは、なんとなく嬉しいです。

NIGHTMARE FARMは、ねこあつめのような収集ゲームの、増やし方だったり、増やすものだったりがちょっと複雑になったゲーム、と思えば結構面白いゲームだと思います。

公式サイト公式ツイッターも準備されています。

ねこあつめなどの収集ゲームが好きな人にとってはかなりお勧めなゲームです。

NIGHTMARE FARMのゲームの進め方

正直最初はチュートリアルをプレイしても何をするゲームなのかわからなかったのですが…、色々触ってみてやっと進行させる方法がわかったのでちょっとまとめておきたいと思います。

序盤は、基本はマップの円の中に何かを置いて、犬とのストーリーを進めていきます。

それを進めていくと、お店に品物が増えていきます。犬とコミュニケーションを取ってストーリーを進めていくうちに、新たな素材というか、通貨みたいなものが手に入ります。その素材で、お店の一番左のメニューに並ぶものを買えるようになっていきます。

この円の中にアイテムを設置し、犬と触れ合うことで音符のマークが溜まっていきます。この音符がある一定までたまると、ストーリーが進んでいきます。この進行は掲示板で確認できます。

これを繰り返して、犬のストーリーが三つ進むと、次の生物が出てきます。これを繰り返していく形です。

円の中に設置するアイテムによって、もらえるものが変わるため、欲しいアイテムから逆算して考えるほうが楽なのですが、最初は何で何が買えるのかわからないので、手あたり次第に、といった感じになります。

最初、リンゴを全てハートに変えてしまったので、畑で植物を育てられなくなり、それでこの後何をするの…?となってしまったのですが、お店に入ったらハートで林檎の種を買うことができたのでまた林檎を作ることができるようになりました。

ストーリーは動画の形式で流れます。

そのストーリー動画は、自分の家に戻ってテレビをタップすると再度見ることができます。

このゲームはストーリーが進んでいく風に作ってありますが、これらの動物をアンロックしていったり、フィールドのスキンをハートで買って変えたりと、基本はねこあつめと同じタイプのゲームなのかもですね。たまにつけてちょっとずつ進めるのが良いかと思います。

アイテムの生成ツリーが少し複雑

とあるアイテムで次のアイテムが生成できる、購入できる、などのツリーが複数あり、少し複雑な作りになっています。

畑で育てられるものと、畑で育てたアイテムでお店で買えるものと、動物から報酬としてもらえるもので買えるものと、畑で育てたアイテムと動物からもらったアイテムの両方で買えるものと、様々なバリエーションがあり、アイテム取得のツリー構造を理解するのに少し時間がかかります。

このアイテム、今のところ使い道ないけど…、的なアイテムも出てくるため、ちょっと混乱します。

わかれば難しいことではないですし、そんなもんなのね、とあまり細かく気にせずに進めるのが良いですね。

この理解する段階を超えれば全然簡単なゲームなので、ぜひそこまで続けて欲しいと思います。

この仕組みで、どれぐらいの人がアクティブで残るのかは興味があります。

最初のチュートリアルで、犬の次の動物がアンロックされるところまで行くとわかりやすいかな、と思いました。

NIGHTMARE FARMの操作方法

基本の移動はタップした場所に進むことができます。

進める場所はお店・自宅、畑の外側、箱、掲示板、です。

家の外には円が描かれていて、そこに各種アイテムを置くことができます。置けるアイテムの種類は、動物に関連するもの(食べたりイベントが起きたり)と、アイテムを生成するもの(林檎⇒ハートなど)になります

外に置かれている箱の中には、そのフィールドにおけるアイテムなどが入っています。

掲示板はチャレンジと、チャレンジ報酬の受け取りができます。

お店ではアイテムを購入でき、自宅は過去の動画が見られたり、オプション画面に行けたりなどの各種メニューが存在します。

マップはスワイプで拡大縮小できるため、ゲーム内で写真を撮るときに便利です。

NIGHTMARE FARMのゲーム内でのカメラ

ゲーム内でスクリーンショット機能があり、そのままSNSにシェアできます。

この機能はねこあつめと同じですね。

そういえばヘルプ内のシェアからSNSなどにアップするとハートがもらえるようですね。自分はどこが何なのか良くわからなくてとりあえず押しまくってて戻ってを上から繰り返していたらハートがもらえた場所がありました。

チュートリアルやゲーム内で説明できない部分を補う目的と、拡散の目的があるのかなと。

SNSでいろんなかわいい動物の画像が上がれば、ゲームの報酬がわかりやすく拡散されるので、それも狙いの1つかなと思います。

文字説明がないのは注意

幻想的で非常に良い雰囲気なのですが、文字による情報説明がないので注意が必要です。

プレイの最序盤ハテナマークが多くなります。基本的にはあんまり気にせずに、とりあえずできる選択肢は全て試してみるのがよいですね。

最初乗り切って何をするゲームなのかわかれば、じっくり遊んでいけるゲームです。最初、ちょっとだけ待ってみて欲しいな~と思います。

とりあえずわからなくても、手あたり次第にやれることをやってみれば先に進みます。

まとめ

ゲームとしては各動物というか、登場する生物に対して、食べ物を上げたり遊び道具を与えたりして音符を獲得していき、それが一定数たまるとイベントが進み、各生物でのイベントを3つクリアすると、次の生物が出てくる、という感じで進んでいきます。プレイヤーがやりながら目的を把握するタイプのゲームなため、理解できないとその前に投げ出してしまいますね。そのあたりは誘導の部分で損をしているかなと思います。

「ねこあつめ」や「旅かえる」と同じ性質のゲームで時間ごとにたまにインしてもらう、というゲームだと理解できれば、かなり良くできているゲームだと思います。

猫やかえるではなく、かわいい女の子を主人公として、その女の子の見た目だったりのアイテムを収集したり、自分の庭に各種のかわいい動物を集めたり、的な収集が目的の1つなんですよね。

また、「待つ」要素も既存ゲームに変化を加えています。ねこあつめは「猫が来て煮干しを置いて去っていくまで」、で旅かえるは「カエルが旅して帰ってくるまで」で、NIGHTMARE FARMは「プレイヤーが起こしたアクションに対して動物などが起こすリアクションの結果」になっています。プレイヤーが介在する部分が多くなった分、ゲームとしては複雑になっています。

さらにNIGHTMARE FARMは、待った結果の報酬が次のリアクションにつながり、さらにまたその報酬が、という形で、ねこあつめのようなランダム要素ではなく、段階的なアンロック要素になっています。ねこあつめは待つしかなかったわけですが、プレイヤーの意図で進む方向をある程度コントロールできるようになっています。

これらのゲームシステムはユーザーがアクティブになる時間を増やすために導入したのかな~と推測しています。

ただ、プレイヤーが介在する部分が増えたとは言っても待ち時間は結構あります。序盤は、リンゴが育つのも速かったりとスピーディーなのですが、キノコになると育つまで10分かかったり、動物が遊ぶ時間も長くなったり(1時間以上とか)と、放置しておくことが前提になってきます。

手っ取り早く、という感じではなく、ゆるーくたまにつけるゲームなのかなと。緩くたまにつけるでプレイすると、全然進んでいかないのですが、それもまたゲームのまったりした感じにあっているのかな、と思います。

アップルアーケードのサブスクリプションサービスは、開発会社との契約がどうなっているのか不明なのですが、ゲーム内でのアクティブ時間などが支払われる金額に影響するのならば、こういったゲーム作りもありかもですね。

まだわかっていない部分も多く、なんだかんだでちょっとずつ進めてます。

動物の集めゲーとしてはかなり面白いので、最初を乗り越えて是非プレイしてみて欲しいです。