【CoD:MW】マルチプレイの感想 ドミネーションやチームデスマッチなど基本ルール(Call of Duty: Modern Warfare)

CoD:MW(コールオブデューティー モダンウェーフェアー)のベータをプレイしてきました。

ここではマルチプレイ全般について、ルールというよりは操作や武器・音の感想を書こうかと思います。

ルールに関しては、チームデスマッチやドミネーションのような基本のルールはちょっと感想を書こうかなと思います。

また、前作のBO4などと比較も多くなります。

PC版でプレイしている感想です。

操作

BO4に比べると少しもっさりしている感じがします。特にFOVをデフォルトのままでプレイしていた時は非常に遅く感じました。

走りながらADSをする速度もBO4に比べると遅い感じがするので、走り回りながらの戦いは不利かな、と思います。

スライディングの操作感もちょっともっさりというか、この辺りはエーペックスに慣れてしまったところもあり、かなり遅く感じます。

操作がゆっくりな分、急な判断での対策は先手を取ったほうが有利なため、如何に先手を取られない立ち回りをするかが大事かなと。

位置と判断でミスってしまうと、操作ではカバーできないんですよね。

射線が通る二階の窓に敵がいて「あ、やばい」と思っても、走っているとADSが遅いため撃つところまでいかず、敵に先に撃たれて何もせずにやられる、という形になりやすいです。最初からその窓を意識していないと、操作ではカバーできない感じだなーと思います。

BO4に比べると、確実に「待つ」ゲームになっています。待つというと少し語弊があるかもです。前線ラインを意識して、味方が倒されていて数的不利なら射線に入る前に引く、が大事なのかもです。

FOVを上げると結構スピード感を感じるようになるのと、エイム時の視界も広がるため、ちょっと勘違いしてしまうのですが、大体の動作は全部ちょっと遅い感じがするため、感じている以上に急な対処が難しいのかな、と思います。

これは自分が最近プレイしていたエーペックスなどとの比較でそう感じるのかもしれません。

この操作感は開発側が意図している方向転換なんだと思います。

もともと、ミニマップもなくす予定だったとのことで、リアルよりの隠れて撃って隠れて撃って、索敵して、的なゲームを想定しているのかな、と思いました。

これがそのまま製品版でも維持されるのかはわかりませんが、そういうゲームだと思えば実はかなり面白いゲームです。

武器

武器は、ベータでは半分ぐらいしか使えなかったので、製品版では全然変わったバランスになるかと思いますが、使えた武器はアタッチメントさえつければ大体使えそうな気がします。

とは言っても自分はCODのスナイパーライフルとLMGが苦手なので、この二つはうまく使えそうにないですね。

ただ、今作はある程度の距離が開いていても射線が通る場所が結構あるので、エイムを置いておく場所を覚えられれば、この二つでもなんとかなるかな、とは思います。

使えたアサルトライフルはM4A1、M13、FR 5.56、AK-47、Odenの五種類でしたが、一長一短あるとはいえどれもそこそこ使える武器でした。その中ではM4A1が強い気がしましたね。ただ、自分が一番使いやすかったのはM13でした。

一撃の威力は高いAK-47とOdenは、AK-47は反動が大きく連射力がOden低い、バーストのFRとバリエーションはちゃんとあった気がします。アンロックはされませんでしたがスカーもあったので、アサルトライフルは楽しみだなーといった感じです。

サブマシンガンはMP5、MP7、AUGでしたが、どれも使いやすかったです。ただ、ゲーム性の関係で、そこそこの距離でも当てようとすると、やっぱりアサルトライフルになるな~といった感じでした。屋内戦だと強いのですが、中距離で射線が通るマップではサブマシンガンでは当たらなくてどうにもならない、なんてこともありました。

LMGなのですが、自分は他の人の動きの速さにLMGの移動速度ではついていけないのでほぼ使わないのですが、エイムアシストがあるパッドの人と当たった時は使っている人が結構多くて、かつ、強かった印象があります。ドミネーションならば自分でも使えそうかな、といった感じです。ただ苦手なのであんまり使わないですが。

ショットガンは距離を詰められればかなり強いですし、屋内待ち、角待ちなどでは最強ですね。とは言ってもサブマシンガンと同じ欠点がありましたね。

スナイパーライフルは自分がかなり苦手なので、チームデスマッチでもドミネーションでもうまく使えないんですよね。毎回そうなんですけど、ADS速度が上がるアタッチメントまで武器レベルを上げるのが大変でして…。スナイパーライフルが戦えるマップが出てこないと大変かな、という感じです。

ある程度の距離で当てやすく、かつ、待てるアサルトライフルが一番使いやすかった印象です。

本当はSMGを持ってマップを走り回りたいのですが、待っている人が多過ぎてできませんでした…。それならばアサルトでいいじゃない、みたいな感じだったのは、個人的には残念でしたが、そういうゲーム性ということなので、そこにアジャストすると意外と楽しかったりします。

あとランチャーの発射がすごく遅い感じがしてしまうのですが、これはリアル寄りを志向しているのならばしょうがないですかね。BO4から引き続きですが、UAVをひたすら落とす作業が始まります。

ガンスミスでの武器カスタマイズは正直とても楽しいです。

現代武器のアタッチメントをつけるの楽しいんですよね~。これが二年前にやりたかったです。

BO4はアイアンサイトが一番見やすいまであったのですが、自分はアイアンサイトが苦手なので、サイトが多い現代戦は地味に助かります。

武器に関しては使えなかった武器も含めてとても楽しみにしています。

待ちのゲーム性

BO4に比べると、待っていると有利な場所が増えました。

特に強いポジションで待っている人への対策がなかなかしづらいです。場所を覚えるしかないですね。

ぱっと見では視界に入らない強い場所が結構たくさんあるので、「そんなとこから!」的なやられ方をすることが多かったです。

BO4では少なかった現象です。適当に走っててもなんとかなる場所が多かったのがBO4でした。

これはマップの設計にもありますが、何も気にせずにぼんやり走れる場所がかなり少ないです。

チームデスマッチでも有利なポイントで待っている人が多かったですね。主要な通路を全部ふさがれてしまい、リスポーン位置がひたすら変わらない、なんてマッチもありました。

先にリードを奪われて押し込まれてしまった場合、リスポーン場所から少し出ただけで待っている人の射線に入ってしまうマップもあるので、ただ移動するだけでもかなり慎重にいろんなところを索敵しつつ動く必要があります。

場所を覚えたうえでのクリアリングが大切なゲーム性です。

操作の項目でも書きましたが、瞬間的な操作がBO4に比べると遅く感じるため、とっさの対応の難易度が上がっています。

また、キルタイムも早いです。

そのせいで、ますます待ちで先手を取るゲーム性になります。

動きが少ないため、敵の場所がわかりづらく、キルストリークのUAVが非常に有効でした。そのためUAVを落とす対応も重要になります。BO4の時もそうでしたが、UAVに対処しない人が多かったのですね。

特に爆破系のルールなどでは、UAVをそのままにしておくと自殺行為に近いです。待ちのゲーム性も相まって、UAVは出すのも落とすのもBO4より大事だな、と思います。

操作性なども影響しているとは思いますが、一番はマップだと思うので、マップでなんとか調整してくれないかな~と思ったりしています。

視認性

とにかく暗いところがとても見づらい感じでした。

洞窟マップはアイアンサイトだと全然見えないので、武器レベルが低いと不利でしたね。

3倍などのスコープをつけられると、洞窟内でもかなり見えるのと、結構射線が通るのでドミネーションで一度とったBをひたすら守り続けるなんてことも可能でした。

単なる倉庫とかでも、暗い場所で箱の上にしゃがんでいる敵などは、ぱっと見では全くわからないので、非常に見づらい感じです。

待ちが強いと前述していますが、それに拍車をかける形になっています。

画面の中心にその待ちポイントをもっていけば、敵のタグが見えるので気づくは気づくのですが、撃たれないと気づかないので、時すでに遅しなシチュエーションが非常に多かったです。

あと、ミニマップも見づらいですね。拡大縮小ができればまだ良いのですが…。

元々ミニマップはなくす予定だったと聞いていますが、急遽の追加で調整できてなかったんですかね。UAVで赤点が出ていてもどこかわかりづらくて大変でした。

足音

待ちが強く視認性がいまいちよくない場合があるので、音が重要になるのですが、味方の足音と敵の足音との判別が難しいですね。

なんとなくですが、同じ距離でも味方の足音のほうが大きく感じるような気がしました。もしかしたら気のせいかもですが。

画面表示がほぼ無いモードをやった時は味方の足音で瞬間的に振り返って撃つ誤射がすごく多かったです。

味方を撃つ味方も多かったですね。基本判別しづらいので、気持ちはすごくわかりました。

まず安全なところを走り、遮蔽物で隠れる場所で危ない場所をクリアリングしながら足音を聞き、視覚でクリア・足音でクリアにした場所にまた走り、その途中で足音が聞こえれば警戒し…を繰り返すのですが、この足音が結構難しかったです。

ゲーム性がリアル寄りなので、足音は非常に重要だな、と思います。もうちょっと聞きやすく設定できればいいんですけどね。

音の設定はゲーム内にもちょっとだけありましたが、しっくりくるのはないため、自分のほうのサウンドデバイスが重要になってきそうです。

音に集中するので少し疲れやすい、というのもあるかもです。長時間プレイすると集中力が切れるのは当然ではあるのですが、疲れが早く来るイメージでした。初めてのゲームなので、というのも理由の1つではあるかと思いますが、待っている人をクリアリングする作業が多いため、というのもあると思います。

クロスプラットフォーム

ベータ版のみかもしれませんが、違う入力機器同士でもマッチングしてました。マウスとパッドのマッチングですね。

パッドのプレイヤー内での実力差は結構大きく、うまい人はPC勢とも互角以上に戦える感じでした。

困ったのがコンバーター付きの見かけのパッドマークでした。マウスを使っているのですが、コンバーターをつけることによってパッドと認識させ、マウスなのにエイムアシストがついている人達です。

最初、もうチーターいるのかな?と思ったのですが、いろいろ調べてみると、どうやらそれっぽいのですが、真偽は不明です。

クロスプラットフォームでプレイした場合、ほぼ外さないエイムの人が走り回るマッチか、クロスプラットフォームだとわからないぐらいスムーズなマッチか、マウスの人が実力的に上すぎて困るマッチか、のどれかに入ってしまうため、入力デバイスとしては合わせたマッチにしたほうが良いかな~と思いました。

コンバーター付きのマウスに関しては、これは今までPS4版の人は大変だったんだろうな…、と思うぐらいにはすごかったです。

あと、PS4版とPC版では立ち回りも大きく変わるんですね。

同じゲームなのに別ゲー感をすごく感じました。

クロスプラットフォームだったとしても、希望者以外は入力デバイスごとにマッチングを分けるのがよさそうだな、と思いました。

チームデスマッチ

チームデスマッチは普通にチームデスマッチでした。

PC版でやれば、まあぐるぐる走り回るあのチームデスマッチです。

とは言ってもBO4に比べるとスペシャル技がないため自分のエイムが重要になります。

また、ゲーム性が「待ち」有利なので、適当に走ってるとすぐにやられます。安全地帯を走り、クリアリングし、また安全が確保できたところだけを走り、身を隠してADSしてクリアリングし、を繰り返す感じです。

その安全地帯を確保する場所がBO4に比べると多くなっているため、SMGなどは難しくなってるな~という感じです。

ドミネーション

ドミネーションはもともとBO4でも旗とりゲームという性質上、エイムを置いたり主要通路を抑えたりして、Bともう一つの旗を撮り続けるゲームなため、そこまで変わらないです。

ただ、BO4にはあったスペシャル技が無いので地味に逆転が難しく、Bが守りやすい地形だったりするととても大変です。

ボイスチャットパーティがいたら多分お手上げですね。

洞窟内にBがあるマップはBを取り、洞窟内の各通路を数人で見つつ、どちらかもう一つをキープし続けるだけのゲームになってしまうこともあります。

このルールに関してはマップと旗の位置がどうなるかなので、その辺りが製品版でどうなっているかが気になるところです。

まとめ

このバランスが製品版でどうなるのかはわかりませんが、MWはマップの理解度が本当に非常に重要ですね。

待ちが強いのはもちろんですが、ただ待っているだけでも勝てないので、射線が通るところをきちんと知っておかないといけないですね。

チームデスマッチでも、しゃがみながら足音を消しつつ、通り道にエイムを置いておくほうが強かったりするのですか、マップを覚えてちゃんとクリアリングする、という形で動いていけばなんとかなります。

射線が通っている場所をクリアリングせずに走ってしまうのは、最初は仕方ないのですが、今回プレイできたマップはそういう場所がたくさんありすぎるんですよね。

それが難易度を上げてますし、そのせいでもともと先にプレイして武器のアタッチメントをアンロックしている人が有利なのですが、さらに先にプレイしている人が有利になっています。

全体的に硬派なというかリアル指向に寄せたゲーム性になっています。もともとミニマップもないことが前提だったようですし、ゲーム性を大きく変える試みをしているんだろうなという印象を受けます。

そのため、前作の走り回るBO4が好みな人にとっては最初はちょっと面白くないかもですが、慣れるとかなりやりごたえのあるゲームになりそうです。

ただ、マップのバランスがかなり「待ち」よりなので、ここだけですかね。そういうマップもある、程度ならば良いですが。マップをどうするかはかなり課題な気がします。

リスポーン位置がおかしかったりなどは、まあいつものベータ版といった感じですね。製品版になっても修正され続ける項目でもありますし、そんなもんかなと思います。

ストリーマーさんのコメント欄では低い評価のコメントも多数でしたが、普通のプレイだと配信ではあまり映えない部分があるのと、どんなにエイムが良くても最初の数時間は先にプレイしている人のほうが圧倒的に有利なので、やられる映像を見続けることになり、そうなると面白くなさそうに見えたりします。

また、プレイしてみても最初は先にプレイしている人のほうが圧倒的に有利でして、自分が最低限のマップを覚えるまではやられ続けます。

FPSはやられて覚える、なんて聞きますが、負けて楽しいものはあんまりないですし、ゲームという息抜きなどでやる娯楽なのに、必死で練習するなんて嫌だという人もたくさんいるでしょうし、勝てるぐらいまでうまくなってもそのゲームを面白いと感じるかどうかはわからないので、無理してプレイしないほうが良いのかな、と思います。

プレイしたらプレイしたで面白いので、ちょっとリアル寄りの撃ち合いをサクッと楽しみたい人にはかなりオススメです。

特に昨今の速いテンポのFPSはイマイチだな、という人には良いのではと思います。

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