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ソニーはプレイステーションブログで、定額制のゲーム遊び放題サービス『PlayStation Now』の価格改定を伝えています。
またCERO Zレーティング対象タイトル(対象年齢18歳以上)も配信タイトルに加えるとのことです。
PlayStation™Nowがサービス変更! 1ヶ月利用権1,180円、『ゴッド・オブ・ウォー』など人気タイトルも追加!
利用月 | 価格 |
---|---|
1ヶ月利用権 | 1,180円(税込) |
3ヶ月利用権 | 2,980円(税込) |
12ヶ月利用権 | 6,980円(税込) |
以前は1か月2,500円(税込)、3ヶ月利用権が5,900円(税込)でした。
かなり安くなっているのと、新たに12カ月利用権が追加されました。
アップルアーケードの月額600円を意識した年額設定になっていますね。
2017年にwindows版のサービスが始まった時に色々調べましたが、価格と旧タイトルということで導入は諦めた経緯があります。
ここまで安くなれば、選択肢としてはありかと思い検討のためにもとちょっとまとめてみました。
PlayStation Now(プレイステーションナウ)とは
PlayStation Now(PS Now)とは2015年1月からアメリカで開始されたクラウド型の定額制サービスです。2015年の9月からは日本でもサービスが開始になりました。
オンラインで接続し、クラウドサーバーとの通信によって、ストリーミングという形でゲームをプレイします。
2018年9月からPS4タイトルの一部をダウンロードしてプレイできるようになりました。
ストリーミングサービスなので、プレイ時の回線速度が重要になるサービスです。
5Mbps以上の下り速度が安定して出せる必要があります。快適にプレイするためには12Mbps以上が必要です。
WIFIではパケットロスの可能性が高くなるので、有線接続がオススメです。
以下が公式サイトになります。
配信されるタイトルはPS3・PS4タイトルを中心とした過去作になります。
以下、該当タイトルを検索できるページです。
2019年10月3に検索したところ全部で439件ありました。
基本は旧作タイトルになります。
対象は18歳以上です。
2019年10月から、PlayStation Store で PlayStation Now の利用権を購入する場合、年齢確認のためクレジットカード決済が必要になります。
これはCERO Zレーティング対象タイトルを追加するため、年齢制限をきちんとかけるためですね。
9月30日に一度サービスを停止し、再度10月から開始を始めたのはこの年齢認証の仕組みが原因なんでしょうね~。
PlayStation Now for PC
PCでも加入することができます。
PSのコントローラーが必要です。USB接続で使用する形になります。
プレイには専用のアプリ「PlayStation Now for PC アプリ」のインストールが必要で、Windowsのみ対応しています。
ストリーミングサービスなので、PCのスペックは低めでも大丈夫なようです。
PCスペックよりも安定した回線のほうが重要になりますね。
PlayStation Nowのメリット
旧タイトルで遊びたいタイトルが複数あり、その複数タイトルを単品で買うよりも、PSNOWの料金のほうが安い場合にメリットがあります。
タイトルは基本旧作であることと、厳選された数百タイトルに絞られることから、プラス加入者にとってはPS4ソフトはフリープレイと被ることもあり、それを目的とすると少し難しい部分が出てきます。
買いなおしたくないけどちょっとだけプレイしたい時や、旧作を毎月ちょっとずつこつこつプレイたい、などが目的な人には良いサービスです。
以前の金額ですと旧作だけだとお得感が少なめでしたが、今回の改定でかなり安くなったので選択肢としては入ってくる価格になっています。
PS3はすでに生産が終了しているため、新たにPS3のゲームをプレイしたいと思っても中古で手に入れるぐらいしかありません。そのため、PS3のゲームをプレイしたい、という時には非常に良いサービスですね。
自分はPCゲームがメインなので、PSでしかプレイできないタイトルで面白そうなのがたくさんないかな~とソフトを探し中です。
これといった目的のタイトルがない人でも、面白そうなゲームを探しやすい形になっているとありがたいんですけどね~。
PlayStation Nowの注意点
ストリーミングサービスなので回線が重要です。
最新タイトルは配信されていません。旧作のみです。あくまでそういうサービス、ということですね。
配信タイトルは変更されるようです。お気に入りのゲームがタイトルからなくなってしまうと、遊べなくなってしまいます。
買い切りと違って、契約をやめれば遊べなくなってしまいます。欲しいゲームの場合は普通に買ったほうがお得になる可能性があります。
旧作を広く浅く遊ぶためのサービスなのは注意が必要です。
あとFAQを読んでいて知ったのですが、PS Nowには同時接続人数が設定されているらしいですね。そのため順番待ちになることもあるそうです。放置するようなプレイヤーはどうなるんだろうと思ったのですが、何の操作もせずに10分経つと、ゲームから追い出されるみたいです。ムービー視聴中でもなる、と書いてあるので、ちょいちょい操作を入れる必要があるんですね。
PlayStation Now利用権の支払い方法
以下がPS NOWの価格ページになります。
支払いに関しては、PlayStation Storeから買う場合は年齢認証のためクレジットカード決済が必要です。
対象は18歳以上になります。
これはCERO Zレーティング対象タイトル(対象年齢18歳以上)が対象ソフトに追加されたからです。
また利用権は各取り扱い店舗でも購入できます。エディオン、ゲオ、コジマ、ジョーシン、ソフマップ、ツタヤ、ノジマ、ビックカメラ、古本市場、ヤマダ電機、ヨドバシ、楽天ブックスです。
取り扱い店舗で買うときの年齢確認とかどうなるんでしょうね~。
サービス内容変更に伴う利用料金の現金返還など
以下のページにサービス内容の変更とそれに伴うウォレットの返金などの対応が案内されています。
PlayStation Now サービス内容変更に関するお問い合わせ
今回のサービス改定で、一度サービスを終了させ、利用代金なども返還した上で、再度の申し込みという形になるんですね。
結構大きな変更なんですね。
9月30日でいったんリセットですが、10月から再度加入すれば、セーブデータなど引きづける形になっています。
以前の利用料金はウォレットチャージで返還されるようですが、時間をかけて手続きを踏めば、現金でも返してくれるとのことです。
PlayStation Now(プレイステーションナウ)の公式の各案内は以下から
PlayStation Now サービス内容変更に関するお問い合わせ
詳しく知りたい人は特にFAQを読むと良いです。
まとめ
価格改定はアップルアーケードの影響を受けていると推測できます。
12カ月利用権を購入すると7000円を切る価格設定のため、結構意識しているのかな、といった感じです。
また、新作ゲームもプレイできるオリジンアクセスなどに比べても、過去の料金はかなり割高な金額設定だったので、そういった部分でもテコ入れが必要だったのかもですね。
このPlayStation Now(プレイステーションナウ)の上位互換のようなストリーミングサービスが、Googleが予定している「Stadia」です。日本ではサービス開始未定なのが残念ですが、11月には各国でサービスがスタートする予定ですので、かなり大きなライバルになります。
どちらも「タイトル」という意味で多少微妙感があるのですが、「Stadia」は高性能のPCが無くても回線さえ規定を満たせば有名PCゲームがプレイできる、というのはでかい気がします。しかもGoogleはクラウド側での処理能力がすごいことを、発表会の売りにしていたので、性能が前評判通りならば、かなり快適なサービスとなり、PS NOWとしはて非常に厄介な競合なのではと思います。
サブスクリプションサービスは様々な業界で取り入れられていますが、ゲームでもだんだん広がってきましたね。
このPS NOWはアメリカでは2015年からサービスを開始していて、ゲームのサブスクリプションサービスとしてはかなりな老舗ですね。とはいえPS3の旧作がメインで始まっていることと、PCでプレイするにしてもコントローラーが必要だったりと、自分の中では選択肢から外してしまっていたサービスでした。
価格の改定もあったので、PCでは販売されていないPS限定のゲームで良いものがあればちょっとプレイしたいな~と思っています。