webで読んだ漫画の感想を備忘録的に書いていく。
ロボットもののSF作品「人間のいない国」。
出版は双葉社、作者は岩飛猫。無料で読むには、webだとニコニコ静画とかwebアクションとか。
タイトル通り、目覚めたら人間が誰もいない、ゴーレムだらけの世界で、追われながらも助けてくれるゴーレムと行動しながら、だんだんどんな世界なのかがわかっていく話。
設定に凝ったSF作品。
ゴーレム(ロボット)だらけの世界にただ一人存在する少女の話。
目覚めたら取り合えず追われるので逃げることで話が進んでいく。
展開が少し遅めの話だが、世界設定をじっくりと味わう作品。
不気味なサスペンスホラーSFみたいな感じ。
ゴーレムのデザイン(多分元ネタは土鬼諸侯国連合?)のせいで、ナウシカ味がある視覚デザインになっている。
人間のいない国の感想
目覚めたらなぜか三角頭のゴーレムに追われるため、とりあえず逃げ出すことから話が始まる。
街は人間世界のような感じだが、そこには人間は誰もおらず、ゴーレムだけが存在し、人間のように生活している。例えば電車にはいっぱいゴーレムが乗っていたり。
逃げている途中でかくまってくれたゴーレムと、空飛ぶ箱型のロボットと一緒にとりあえず行動しつつ追われつつ、少しずつ世界のことを知っていく。
世界設定については様々な伏線があり、話が進むにつれて徐々に明らかになっていく。
どうして人間がいないのかとか、そもそもこの世界自体が何なのかなどは、読んでいくとわかるようになっている。
それに納得できるかどうかでこの物語への評価が決まる。そのため、細かいことを気にしないSF好きなら確実に楽しめると思う。
どういう世界か書いてしまうと完全にネタバレになるので難しいので、読んでみてと言うしかない。