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タルコフのグラフィック設定についてです。
自分がグラフィック設定をいじってみた感想ですが、低い設定にしても、そんなにフレームレートは上がらない、というのが印象的でした。まあ微増はするんですけど。グラボの性能にもよるかもです。高いスペックで低い設定にしてても低いフレームレートという人を配信でも結構見るので。性能が低いグラボのほうが、設定での影響が大きいかもですね。
どちらかというと、マルチコアのほうが処理速度に影響しているのようで、redditでそんな記事を見たりしました。
自分の見やすい設定にする、というほうを重点的に考えたほうがよさそうです。
ただ、やはり基本的なところは低い設定にしておいた方が多少軽くはなります。各項目を理解しておくことが重要です。
海外のプレイヤーや日本の配信者など、基本は同じでも細かいところは結構違います。
自分のPCスペックと、自分の目に対して、その人なりの良い設定を見つけることが重要です。
一番手っ取り早いのは、「タルコフのプレイが上手い人」の設定をそのまま参考にすることですけどね~。
設定一覧
Screen resolution | 解像度 |
---|---|
Fullscreen mode | フルスクリーンモード |
Aspect ratio | アスペクト比 |
VSync | 垂直同期 |
Overall Graphics Quality | 全体的なグラフィック品質の設定 |
Texture quality | テクスチャ品質 |
Shadow quality | 影の品質 |
Object LOD quiality | オブジェクトLOD品質 |
Overall visibility | 全体の描画距離 |
Shadow visibility | 影の描画距離 |
Antialiasing | アンチエイリアス |
Resampling | リサンプリング |
HBAO | アンビエントオクルージョン |
SSR | 反射 |
Anisotopic Filtering | 異方性フィルタリング |
Sharpness | シャープ |
Lobby FPS Limit | ロビーのFPS上限 |
Game FPS Limit | ゲーム内のFPS上限 |
Z-Blur | Zブラー |
Chrom.aberrations | 色収差 |
Noise | ノイズ |
Grass Shadows | 草の影 |
基本的な設定項目
Screen resolution 解像度、Fullscreen mode スクリーンモード、Aspect ratio アスペクト比は、基本的なセッティングになります。
解像度やアスペクト比は使用しているディスプレイで変わりますのでそれに合わせる感じです。
一番多いのは1920×1080の16:9ですかね~。
スクリーンモードは基本はフルスクリーンで良いですが、ボーダーレスやウィンドウモードを選ぶとプレイしながら他の作業ができます。まあ、あんまりしないと思いますが。
VSync 垂直同期
垂直同期はティアリングという画面のちらつきを抑えてくれる機能ですが、そのやり方が次の映像が来るまで待つ、という感じになるため、入力遅延が起きることがあり、シューターゲームでは多少不利になることもあります。
なので、まあ、大抵の人は切ってますね。
自分も対人戦のオンラインシューターゲームでは切ってます。
Texture quality テクスチャ品質
オブジェクトの表面に張られるテクスチャーの品質です。高いほうがよりそれっぽく見えます。
フレームレートを稼ぐ場合はlowですが、highにしている人も多いですね。
これは自分の感覚ですが、タルコフの棚とかに直に沸いているアイテムは、テクスチャ品質が良いほうが見つけやい気がします。まあ人それぞれですね。
ただ、グラフィックボードのメモリが結構必要になるので、結構高いグラボが必要になります。
あと、配信する人にとっては、見栄えが変わるので、配信者の人はhighにしている人が多い印象です。まあ、配信者さんは良いPCを使っている人が多いというのも一つの理由かと思います。
Shadow quality
影の品質です。
ここはlowにしている人が多いですね。フレームレートを稼ぐにはここを低くする設定にします。
すごく単純ですが、影が綺麗だと、敵を索敵しづらいんですよね、自分。
なので、基本は低くしてしまいます。
Object LOD quality
これ、多分Unityにそんな項目があったと思うんですけど。(そんなこと言ったら多分どのグラフィック設定の項目もUnity由来なんだと思いますけど…。たしかタルコフはUnityですし)
遠い物体ほど詳細を描画しないんですが、その距離の閾値ですね。数値を高くすればするほど、遠くの物体も詳細に描画することになります。
自分は一番低い2にしちゃってます。
Overall visibility
直訳しちゃうと、全体的な可視性なんて言葉ですが、ようは描画距離みたいなもんですね。
数値を上げると遠くまで描画されます。
ここを高くしている人をあんまり見たことないんですよね。
自分は一番低い400にしてます。
Shadow visibility
直訳しちゃうと影の可視性、ですが、この数字を上げるとより遠くの影まで描画されます。
ここも高くしている人をあんまり見たことがないですね~。
自分は一番低い40にしてます。
Antialiasing
基本、アンチエイリアスは切ってしまうことが多いのですが、タルコフはTAAを設定しています。
タルコフは医薬品を使うと、画面が結構ギザギザになるものがあるのですが、その時にアンチエイリアスを切っていると、すっごいノイジーに見えてしまうんですよね。
特にSHORELINE ショアラインとか、WOODS ウッズとかはあの緑がすごくギッザギザになってしまうので、アンチエイリアスをつけてた方がやりやすい面があります。
配信している人はTAA highの人を良く見ますが、設定を高くすると、処理に負荷がかかるので、つける場合は負荷の少なめなTAAぐらいがオススメです。
Resampling
この項目は、downならば元の解像度よりも低い解像度でオブジェクトを作成して、現在の解像度に生成します。superの場合は逆です。
特に設定する必要はない気がします。
1×のOFFでよいかと。
HBAO
Horizon Based Ambient Occlusionのアンビエントオクルージョンとは、光が届かない場所(物と物の間とか)に影を表示する技術です。
もともとあったSSAO(Screen-space Ambient Occlsion)という記述の進化版がHBAOです。
NVIDIAのグラフィックボードの技術ですね。
HBAOは結構処理に影響します。
これは個人的な好みですが、影の処理は自分はほとんど切ってしまいますね。処理能力以上に、単純に見づらいからです。
リアルな画面のほうが綺麗ではありますが、シューターゲームだとなんか見づらいってのが個人的な感覚です。
SSR
Screen Space Reflectionsは水たまりとかに反射する映り込みを表現する設定です。
メタリックな床とか、そういうところの映り込みがリアルに表現される部分ですね。
これをつけて有利なことはあんまりなく、処理は結構重いため、ここは切ってしまうことが多いです。
Anisotropic Filtering
異方性フィルタリングって名前のほうが有名ですかね。
斜め方向からみた際のテクスチャの質感が良くなる設定です。
つけててもつけてなくてもあんまり変わった感じがしないのですよね。
この項目は負荷が少なめなのでオンにしていても良いかもですね。
自分はオフにしています。
Sharpness
輪郭をはっきりさせる設定です。
フォトショップのフィルターにあるシャープを思い浮かべるとわかりやすいかと思います。
最近はスマホのアプリとかでもそういうフィルターありそうですね。
タルコフはもともとのグラフィックで、輪郭が結構はっきりしているタイプかな~と思うので、あんまりこの設定を上げないほうが自分は好みです。
海外の配信者の設定でも0にしている人を観ましたし、ここは好みかな~と。
自分は0.6とか、それぐらいにしてます。体感で自分が見やすい場所にオフラインで設定するのが良いかと。
Z-Blur
これ、タルコフの公式フォーラムや日本語wiki、日本でタルコフに言及しているサイトなど、いろいろ調べたんですけど、いろんな人がいろんなことを言っているので、良くわからんのですね。
日本語wikiでは、近くのものをぼかす、という形で説明されています。被写界深度ってやつですね。
公式フォーラムの昔のスレッドでは、頭を回したり、走ったりしたときの画像のぼやけ、とされています。
モーションブラーに近いのかと思ったのですが、動いてなくてもぼやけるならば違いますね。
対人戦では画面がぼやけて良いことはないので切っておく項目になります。
そういえばCODにもDepth of field被写界深度がありますね~。
名前から推測して、z軸のぼかしってことで、焦点の当たっていない奥行のぼかしと思うのが一番良さそうです。
被写界深度って浅いか深いかで、ピントが合っている場所だけちゃんと見えるってことだと思うのですが、これがゲームに導入されると途端に説明が良くわからなくなるので、イマイチ理解しづらいな~と感じます。
ゲームで被写界深度を設定に入れておく必要ってあるんですかね~。現実世界というよりもカメラの技術なのかな~と思います。
Chrom.aberrations
おそらくですが、chromatic aberrationの設定かと思います。
色収差という光学レンズを使うと、その材質によって屈折率が変わってしまい、輪郭部分の色がずれてしまうのですが、どうもそれを再現する設定のようです。
再現する必要はないので、OFFでよいかと思います。
Noise
これはオンすると、ブラウン管というか、レトロっぽい感じのノイズがのります。
まあ基本はオフで良い設定です。
しかし、ブラウン管ってもう見たことない人とか結構いそうですね~。
Grass Shadows
草の影ですね。
オンにすると草にも影が出ます。
基本はオフで良い設定です。
ハイパースレッディング対応のCPUについて
公式フォーラムにFPSを出すための設定みたいなのが投稿されていました。
その中にマルチコアのCPUで、ハイパースレッディングを無効にするセッティングも載ってまして、タスクマネージャーからできるんだ~とちょっと感心しました。
タルコフを起動して、タスクマネージャーから詳細に行き、そこでタルコフのexeファイルを選んで右クリックし、「関係の設定」から奇数番号のCPUのチェックを外すことで、マルチコアではない形で実行できるようですね。
ただ、これはCPUがマルチコアのものだけの対応っぽいですね。
こういうのツールとかでやったほうが楽そうですけど、タスクマネージャーからできるのなら、それはそれで良いかなと。
プチフリーズも良く起こるゲームなので、設定が難しいゲームだな~とは思います。
ただ、これをすると良いのかどうかはイマイチ良くわからないんですよね。
ゲーム自体も最適化のアップデートは結構入りますし、フリーズに対しての改善は継続的に行われています。
なので、その時々で効果があるものは変わっていくのかな~と。
最新の情報をチェックするのが良いかと思います。
【参考】POST-FX
以下、POST-FXの記事です。
【EFT】タルコフのPost-FX設定(Escape from Tarkov)【タルコフ初心者備忘録】まとめ
対人戦でなければ、グラフィック設定はPCの性能にあう形で綺麗にする、というので良いのですが、対人戦の場合はフレームレートと自分の見やすさのほうが重要なので、難しいな~と思います。
敵にプレイヤーがいる以上、綺麗だけど敵が見つけづらい、とかではあんまり意味がないんですよね。
さらにフレームレートの問題があるので、綺麗だから有利というわけではないんですよね。
ただ、いろんなゲームをプレイしてきて、最近思ったことは、フレームレートは確かに重要だけど、それだけではない、という部分が結構あるな~と。PCスペックの問題で高くすることができないという状況もありますが、そうでないのならば、自分が「見やすい」設定が一番良いんだな、と。
自分の場合、FPSだと「索敵」が課題でして。「敵が見つけやい」設定が重要なんですよね。で、その見つけやすい設定はゲームのグラフィックによって細部は結構変わるんですよね。
フレームレートだけを考えたら、ほとんど設定は一番低いところにしちゃえばいいのですが。
なんかいろいろ長く書きましたが、ほとんどの人はこんな知識は必要なくてですね、適当でいいんですよ。もしくは上手い人の設定のまるパクリで。タルコフに関してはTwitchの海外ストリーマーさんが公開しているものも多いので、それを参考にすると良いかと思います。
このページを見ている人は、設定にもいろいろ拘りたい派の人だと思うので、そういう人にとって、ほんの少し参考になったらいいな~ってぐらいの話です。