魔法使いマナと叡痴の扉【webで読んだ漫画の感想】

webで読んだ漫画の感想を備忘録的に書いていく。

「魔法使いマナと叡痴の扉」。

出版はKADOKAWA、作者はhoihoi。無料で読むには、webだとニコニコ静画とかComicWalker。

変態魔法使いのバカエロコメディ。


最初の印象だと「紙魚丸」みたいな感じにするのかなと思っていたら、それ以上にバカエロになっていった漫画。

ほとんどの主要登場人物が変態だが主人公の女性魔法使いの性癖に周りが振り回されることで物語が展開していく。

現実のエロ同人頒布ネタなどをそのままファンタジー世界に取り入れたりして、ファンタジー世界を書いているようで現代社会のオタク文化を色々擦っている感じ。

一応魔王がいて敵の魔物がいて四天王がいて、始まりの街で…、などの要素はあるが、あまり機能しておらず、それら設定は昨今の流行りにより単なるガワで、バカエロコメディがメイン。一応ストーリー的には討伐的な形にはなるけど…。

結構文字を読ませる系漫画なので、小さい画面だと読みづらい。

あといろんなパロディネタが入っている。テレビとか映画とかお笑い芸人とか配信者とかネットミームとか。そういうノリが好きな人には面白い漫画。

魔法使いマナと叡痴の扉の感想

主人公は四人パーティーに所属している女性の魔法使い。第一話から変態趣味を全開にするため、一話が面白いと思えばそのまま読めるし、そうでないならこの話には向かない。

主人公のマナが基本的に変態で、そこに敵が現れるが、その敵がだいたい別の性癖を持った変態。その対決を軸にしながら、バカエロ的に話が進んでいく。

あぶない水着とか、服を溶かすスライムとか、ゲームや漫画が好きな人ならあるあるよね、的なものをモチーフにして、それを変態魔法使いと掛け合わせることで笑いを生み出すたてつけ。

四人パーティーはイケメン聖職者、男の娘見た目の戦士、ダークエルフのパーティーで、魔法使いはダークエルフと仲が良い。

ダークエルフは魔法使いの変態性を受け入れられずも大事な仲間と思っていて、回が進むごとに変態度を増していく魔法使いに対してショックを受けつつも、突っ込んだりかばったりしてくれる。このダークエルフの視点がある意味突込みだが、そこまで激しくはなく、どちらかというと嘆きの感情。魔法使いが変態性を爆発させている時に、ダークエルフがだいたい泣いている。

変態たちが織り成すバカエロカーニバルといった感じで、ちょっと読みづらい絵柄だけど、そういうのが好きな人は楽しめるはず。