江戸前エルフ【webで読んだ漫画の感想】

webで読んだ漫画の感想を備忘録的に書いていく。

最近アニメ化の「江戸前エルフ」。

出版社は講談社、作者は樋口彰彦、無料だとニコニコ静画とか。アプリだとマガポケ。ニコニコ静画は多分アニメ化のプロモーションで最近追加されたっぽい。マガポケだとたくさん読める


マスコット的ニートなオタクエルフが神社の御神体をしながら歴史うんちくを語る日常話。

異世界から400年以上前に召喚され、神社の御神体、高耳毘売命(たかみみひめのみこと)としてまつられているエルフと、それに使える女子高生巫女の日常を描く。

どこかで見たことある絵柄だな~と思っていて調べたら、ルーガルーのコミック版書いてた人だった。

江戸前エルフの感想

神社の御神体エルフとその巫女という感じだが、エルフの趣味がゲームや食玩やらのオタク系なので、それ系の話と、エルフの思い出話にのせた江戸時代うんちくが読める。

それに日常系の話を混ぜた感じ。

エルフは本殿に引きこもりながら、レッドブルを所望してプラモを作ったり、ゲームをしたり、食玩を集めたりしているが、それらはだいたいが「おっさん」のオタク趣味で、それを美しいエルフが神社の本殿でやっているというギャップで読ませる作品。

月島付近は、埋め立てで佃島などと一体化した場所で、つくだ煮の話やもんじゃ焼きの話など、地域色のつよい話が、江戸時代の歴史話と合わせて語られる。

エルフは江戸時代に徳川家康から国を見守ることを託された、という設定があり、ちょくちょくその話が出てくる。

絵がきれいで、登場人物もかわいく、デフォルメされた絵も非常に良くできているため、ふんわり軽い印象が強いが、意外と骨太な歴史うんちく漫画。

アニメの出来栄えが非常に良く、イメージ通りの映像化。アニメでさらに人気が出そう。