ヴァロラントのスパイク設置/解除モード(アンレート)のルール。初心者向け【VALORANT(ヴァロラント)】

ヴァロラントのメインモード「スパイク設置/解除モード」についてです。

ヴァロラントの一番の基本モードになります。リリース当初はランクマッチが存在せずカジュアルマッチに相当する「アンレート」と、その簡易版の「スパイクラッシュ」が存在します。

ここでは、アンレートについてのルールと、初心者向けの基本的なことについても記載していきます。

ヴァロラントのスパイク設置/解除モードの概要

5vs5で戦うラウンド制のモード。13ラウンド先取で勝ち。

攻撃側と防衛側に分かれて戦う。

12ラウンド戦うと攻守交替。

攻撃側はスパイク(爆弾)を設置して一定時間後に爆発させるか、敵を全員倒したら勝ち。爆発させれば敵を全員倒さなくても勝ちになる。

防衛側はスパイクを設置される前に全員倒すか、設置されたスパイクを解除するか、スパイクを設置させずに時間切れにさせれば勝ち。解除や時間切れの場合は敵を全員倒さなくても勝ちになる。

マップは攻撃・防衛でスタート地点が別になる。また、マップは非対称で攻撃・防御側で多少の有利不利が生じる。

スパイク(爆弾)設置が可能な場所はマップ内に2つ(一部マップでは3つ)用意されていて、そのどちらかに設置すればよい。

スパイク(爆弾)は1つで、攻撃側のスタート地点に置かれている。触れることて爆弾を取得でき、取得できたプレイヤーが設置することができる。

スパイク(爆弾)は手放して他のプレイヤーが所有することができる。

スパイクを取得しているプレイヤーが倒されるとその場にドロップする。

攻撃側のプレイヤーはスパイクを持つことができるが、防御側のプレイヤーは持つことはできない。

防御側のプレイヤーがスパイクに関与できるのは設置されたスパイクを解除するとき。

スパイクは一定時間で爆発する。爆発の範囲内にいると、攻撃側のプレイヤーもデス扱いになる。スパイクの爆発で攻撃側が全滅したとしても、スパイクが爆発した時点でラウンドの勝利は確定となり覆ることはない。

武器・スキル・シールドに関してはラウンド前の購入フェイズで取得する。

初期マネーは800、その後はラウンド終了時に与えられているマネーで買うことになる。

武器ごとに価格・性能差がある。

スキルは各エージェントごとに異なる。金額は各スキルごとに異なる。

アルティメットに関しては、敵をキルするかマップ内のオーブを拾うことでポイントがたまり、一定数になると使用可能になる。

ラウンド終了ごとに、前回ラウンドの勝敗やキル数などに応じてマネーを取得できる。負けが続くと金銭的に厳しくなるため、あえて節約して次のラウンドにマネーを残す戦略もある。

デスせずにラウンドを終了すると、手持ちの武器・未使用のスキル・残っていたシールドはそのまま次のラウンドに持ち越すことができる。

デスしたプレイヤーはその場に武器を落とす。落ちている武器は敵味方関わらず拾うことができる。そのままラウンドを生き残れば、拾った武器でも次のラウンドに持ち越すことができる。

基本、ラウンド中の弾の補充はないが、ゲームの特性上、弾薬数を気にする必要はほとんどない。弾が無くなるほど敵を倒し続けた場合は、敵の武器を拾えば十分。ショットガンなど一部の武器は弾薬数が少ないので注意。

ヴァロラントのプレイの流れ

マッチング

モードを選んでスタートを押します。

リリース時はモードは2つあり、メインの「アンレート」と簡易版の「スパイクラッシュ」がありますが、ここでは「アンレート」について言及します。

リリース当初はランクがなくノーマルモードだけですが、内部レートはあるようです。ただ人が少ない時間帯だと、かなり実力差があるマッチングになったりします。

マッチングが完了すると、キャラピック画面に移ります。

キャラピック(エージェント選択)

マッチング後、マップがランダムで決定し、キャラピック画面になります。

他のプレイヤーと同じエージェントはピックできません。

まだゲームリリース直後なので各エージェントの構成などは固まっていませんが、徐々に固まってきたり、アップデートで変わったりするかと思います。

キャラを選択せずにいると、マッチングからは排除されます。排除された場合、数分間マッチングスタートできないというペナルティがあります。

わざとマッチングを流す人もたまにいるようで、そういう部屋にマッチングしてしまったことがあります。

キャラピックは早い者勝ちなので、他のプレイヤーが先に選択していると、後からは選択できないようになっています。キャラクターを選択して決定してしまうと変えられないようです。

マッチの流れ

マッチが開始すると、最初に購入フェーズが始まります。

最初のラウンド前と、攻守交代後のラウンドに関しては40秒の購入フェーズです。それ以外のラウンドは30秒になります。

マップを見るとわかりますが、購入フェーズでは攻撃側も防御側もある一定の場所までしか行けません。マップに壁があり、そこから先には進めないようになっています。

購入フェーズが終わるとその壁が開いて戦闘開始になります。

マッチ時間は1ラウンド1分40秒です。

戦略的にはA・B(もしくはC)の各拠点に入るルートのどこを何人で攻めるか・守るか、を考える必要があります。

とは言っても、野良だと連携を取るのは難しいので、単純にエイムの勝負になったりすることが多いです。

動きに関しては、自分の考えと合わない味方も多いかと思いますが、行動規範にあるように、合わなくてもうまく協力しあうことが重要になります。

相手の視界を奪う系のスキルで全員で片方の拠点を攻めたり、最初は分散して敵の多いほうに全員で急いでよったり、など、状況を判断して動かないといけないので、結構頭を使うゲームでもあります。

大体最初は、拠点へ向かう主要ルートでの戦闘から始まります。この最初の戦闘で勝つのがまずは大事です。そこでの優劣が、その後の動き方に影響します。

例えばですが、攻撃側でAに向かった味方は倒されてしまったけど、Bに向かった自分たちは逆に敵を倒して拠点に入れてかつスパイクを持っている、とかになった場合、B拠点にスパイクを設置し、A側からBに侵入してくる敵に大して有利な場所を取っておく、という動きになったりします。

最終的に、どちらかに勝敗が決まってラウンドが終了し、次のラウンドの購入フェーズにうつります。

最終的に13ラウンド先にとったほうが勝ちになります。

拮抗した試合になると、13対12などで決着がつくことになり、非常に長い時間がかかります。1ラウンド約2分として、20ラウンドで40分です。

マッチが終了するとリザルト画面になり、XPが取得できます。

XPは、自身のバトルパスレベルなどが上がったり、各エージェントの契約書レベルが上がっていきます。

エージェントのアンロックは、各エージェントの契約書を有効にし、XPを取得していくことで可能になります。

ヴァロラントの購入フェーズと武器・スキル・シールド

ヴァロラントの武器やスキル・シールドは購入フェーズでショップから買うことになります。

ショップを開くデフォルトキーはBです。

購入フェーズ中しか開くことができません。

購入に必要なマネーは、最初は800持っていて、その後はラウンドの終了後に取得できます。取得量は勝敗やキルなどで変わります。

何も買わなくても、ヘルスの100とセカンダリ武器のハンドガンと、フリーのスキルは持っている状態でスタートします。

それ以外のものは、マネーを消費して購入する必要があります。

武器に関しては使いやすい・使いづらいがあり、個人差もあるため一概には言えませんが、使いやすい武器は少し使っていると固まってくると思います。

購入したフェーズ中ならば、売却も可能です。

また、味方に武器を買ってあげることもできます。こちらから「マネーの余裕があるよ」という宣言をすることもできます。そうすると、味方が買って欲しい武器をリクエストしたりするので、それを承諾することで、味方に武器を買うことができます。

節約する、ということを宣言することもできます。

これは、長いラウンドを戦うにあたって、チーム全体で節約するラウンドを作る、などの戦術を取る際に便利です。

武器について

武器はハンドガン・ショットガン・サブマシンガン・アサルトライフル・スナイパーライフルがあります。固定で近接武器が存在します。ヴァロラントのオリジナルな武器になります。

ハンドガンはセカンダリ武器になります。

他のゲームと射程や威力などの分類は似たような感じです。例えばAKっぽいアサルトライフル、とかが用意されています。

このゲームの武器の大きな特徴として「反動が大きい」というのがあります。

特に動きながら撃つと集弾率が非常に悪く、近距離以外ではまともに弾が当たりません。

そのため、WASDキーから手を離すか、ストッピングと呼ばれるテクニック(Aキーで左に動いているならば、Aを離してDキーを一回押して離す。もしくはAキーを押している時にDキーも同時に押す)を使用して、射撃時に静止する必要があります。

また、しゃがみ撃ちでも反動が小さくなります。

ストッピングとキーから手を離すでは、どちらでも止まれるのですが、訓練場で試した感じでは、ストッピングのほうが多少反動を制御しやすい、という感じがします。完全に静止するのがストッピングのほうが少し速いかな、という感じです。

距離が遠い時は止まる必要がありますが、距離が近く相手が角待ちしているのがわかっている時に、走って飛び出す撃ち方もあります。実力のある配信者さんがそれでやられたり、なども結構見ているので、接近戦では有効そうです。少し距離が開くと動きながらだとほとんど当たらないので、かなり近づく必要がありますが。

スナイパーライフルに関してはこの「静止している」というのが非常に重要でして、これができないと弾はほぼ当たりません。静止できているかどうかの見分け方はとても簡単で、スコープで覗いた時に中央に赤いドットが出ていると静止している状態になります。一番価格の高いスナイパーライフルは胴体一発なため、ストッピングで確実に当てられると非常に強いです。

静止して撃つ、ということが何よりもまず重要なゲームになります。

もう一つの大きな特徴として、「ヘッドショット」が非常に強いです。武器によってダメージ量の差はありますが、アサルトライフルでもヘッドショット一発で敵を倒せるものがあるので、瞬間的に頭にエイムを合わせることが非常に重要になります。そのため、撃ち合いの際にしゃがむことも駆け引きとしてはありになります。

さらに、フルオートの武器は撃ち続けるとどんどん反動が大きくなります。撃ちながらエイムを合わせるよりも、確実に初弾を頭付近に当てることが、その特性からも求められます。

反動に関しては、クロスヘアの十字の上が出ている際は固定で、上が消えると規則性がなくなります。そのため、武器ごとの反動を体に覚えさせてリコイルコントロールができるようになれば、非常に有利になります。

いかに静止して撃つか、いかにヘッドショットを当てるか、というのが武器を使用するときに求められるものになります。

ヴァロラントのエージェントとスキル

ヴァロラントの大きな特徴として、「共通の投げ物」がありません。

グレネード・スモーク・フラッシュバンなどは、各キャラクターのスキルに依存し、全員が使うことができないのです。そのため、位置によっては何もできない状況に追い込まれることがあります。

キャラクターは正式リリース時で11人で、今後も追加されると予想されます。また、バランスによってはリワークの可能性もあるかと思います。

各キャラクターは各々固有のスキルがあり、一応攻撃役・サポート役がわかれています(デュエリスト、センチネル、などの名前がついています)。

他者を回復できるヒーラー役が現状1人しかいないので、ピックの選択肢を考えると少し難しい部分があります。

ヒットポイント(当たり判定)は全キャラクター共通とのことです。

各エージェントのスキルを覚えることで、自分が使う際にも役立ちますが、敵と対するときにも役立ちます。

スキルの特性を生かして有利を取りに行くわけですが、スキルによっては連携が重要で、野良では厳しいこともあります。

スモーク・フラッシュの代わりになるようなスキル持ちはたくさんいるので、編成によっては面白い攻めができたりします。

他のゲームにて重要なこの手りゅう弾系の投げ物がスキルに振られている分、スキルが重要な要素となります。

初心者のうちは、弾が当たらないのでそこに意識が集中しがちで難しいとは思いますが、少しずつスキルに慣れていくのが良いかなと思います。

ヴァロラントのマップ

マップは四種類(アセント・スプリット・バインド・ヘイヴン)あり、各マップごとに性質が異なります。

どちらかが多少有利(守りやすい・攻めやすい)などがあります。個人個人で得意不得意が出てくるため一概には言えない場合もあります。

初心者の方にはかなり大変なのですが、射線が通る場所を覚えないと何もできないゲームです。

自分がいる場所に、どこから侵入することができるか、どこから射線が通っているかを把握する必要があります。

また、ゲームの進行によって刻々と状況が変わっていくため、安全だった場所が危険な場所に変わったりもします。それらを判断するためにも、マップの知識が重要になります。

さらに、各ポイントでの有利不利があります。

マップによってはスモークを炊かないと、敵にスナイパーライフルを置かれて何もできない、などもあります。

通常のジャンプでは乗れない場所でもスキルでは乗れるため、そういった場所も覚えておく必要があります。

初心者が覚えておくと良い注意点

すでに書きましたが、爆破マッチのルールは覚えておかないと試合にならないので、頭に入れておく必要があります。

また、武器の項目で記載した武器の反動とそれを抑えるストッピングは意識していないとできないので覚えておくと良いです。

その他の項目としては、足音、勝敗がついた後の5秒間、味方のオブジェクト判定、撃たれた時の移動速度低下、などがあります。

まず、足音ですが、このゲームの走っている時の足音はかなり大きいのですぐにばれます。

デフォルトの設定だと、WASDキーを押すと「走り」になっています。そのため、一歩でも動くと「ザッ」というかなり大きな音が鳴ります。味方が足音を消して移動している時は、敵がいるかもしれないと思っている時なので、足音を出してしまうと味方が不利になってしまうことがあります。

足音を出すか出さないかを意識してコントロールできるようになるのが良いですね。

次に勝敗がついた後で敵も味方も生き残っている場合、その後5秒間は普通に戦える仕様になっています。

その時間で敵に倒されてしまうとデスになってしまって、武器やシールドなどを次戦に持ち越せなくなります。

負けても敵のマネー消費を狙って戦うのもありですし、劣勢なので自分のマネー節約のために逃げる、というのも手なのですが、最後の5秒間も気を抜かずに動く必要があります。

味方のオブジェクト判定、というのは、味方にも当たり判定があり、味方に進行方向をふさがれると動けなくなります。

他のゲームでもすり抜けるものは少ないですが、ヴァロラントだと一瞬の飛び出しなとで駆け引きをしたりするので、遮蔽物に隠れようと思ったら隠れられない!なんてことになると簡単に撃ち負けます。それを防ぐためにも、味方がどこにいるのか確認しながらポジションを調整する必要がありますし、また自分も味方の邪魔にならない場所にいる必要があります。

弾薬が当たった時の移動速度低下が非常に大きいのでそれも注意が必要です。開けたところで先に撃たれてしまうと、逃げることはほぼ不可能なので撃ち勝つしかありません。他のゲームの感覚で逃げようとすると、一方的に撃たれて終わってしまうので、位置取りやエイムが重要になります。

まとめ

ここ数年で流行ったFPSなどのシューターゲームはバトロワが多かったため、久々に出た爆破ルールの大型タイトルがヴァロラントです。

バトロワでPCゲームを始めた人にとっては、ルールや武器の反動などにかなり違和感があるのでは、なんて推測しています。

良い悪いではなく、バトロワとは別のジャンルのゲームになります。

慣れるととても面白いので、ぜひ基本的なことを確認してもらって、プレイしてもらえたらな~と思います。

この手のゲームは他者に対する「寛容さ」が求められます。

一人一人が果たす役割が大きいため、一人の力で勝ちにくく、他者を許すことができないと、イライラしてしまってゲームにならないからです。

真剣勝負をしていると難しい部分もありますが、楽しくプレイできるといいですね~。